こういうものが目の前に現れると、
持ち帰らずにはいられない性分のようです。
浅草のモボ・モガ御用達のお店
「東京蛍堂」さんにて発見。
可愛いのだけれど、これは一体なんだろう?
豆本のような形をしているけども...
お店の方に聞いてみたところ、
これは「マッチカバー」だというから驚きです。
なるほど、マッチ箱にかぶせるものなのですね。
マッチカバーは、花椿のイラスト入り。
資生堂さんが、カッフェー(昭和風に)の
女給さん達に配っていたものらしいです。
お客様の前で、すっと差し出す
その一瞬ほどしか目に留まらないものであろう
マッチカバーなのに。
小さなところへの印象にまで目を行き届かせるという、
こまやかな美意識を感じます。
日本女性の美について、
100年以上も前から考えているメーカーの
フィロソフィが伝わってくるような、
そんなマッチカバーに
心底惚れてしまいました。
ちなみに、このマッチカバーの下部に
〈GOOD LUCK HOLDER〉と書かれています。
なんてお茶目なのでしょう!
...と思っていましたが、女給さんにとって
カッフェーは「出逢いの場」でもあったので、
グッドラックな大人の事情も隠されていたのでしょうね。
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〈営業時間変更のお知らせ〉
誠に勝手ながら、
10月30日(土)は15:00に
お店を閉めさせていただきます。
何卒、ご理解のほど宜しくお願い致します。
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