メデルジュエリー旧Blog

一枚一枚、めくります

 


あんな高くて斜めっているところ、怖くて怖くて登れません。

こちら、修繕作業中の浅草寺本堂です。



どうやら、今月から素屋根（本堂にかぶせてある仮の屋根）を

ぱらぱらめくって取り払う作業に入ったとの事です。



今度の浅草寺本堂は屋根がチタン製になるそうで、

今までよりも雨風にめっぽう強くなるようです。

工事会社さんのページから、

すっぽり覆われた本堂の中をちらりとのぞく事ができます。

興味深い内容で面白く読ませて頂いたので、皆様もぜひご覧くださいね。

→工事を請け負っている会社さんが工事の様子を載せています



確か、素屋根を作り始めたところを

このブログにも載せました。

大掛かりな建設に、胸を躍らせた覚えがあります。

それがもう取り外しだなんて…

月日の流れというのは早いものです。



本堂は今冬に修繕完了の予定だそうです。

工事はいよいよ佳境に差し掛かろうというところ。

立派になった御姿を、今から心待ちにしています

いただきまんじゅう

 


撮る前にひと口食べてほころんだ。

浅草ではお馴染みの揚げまんじゅうを頂きました。



さくさくと甘さと油っこさのハーモニーが

一度食べたら忘れられないインパクト。

久々に口にしましたが、もはや「これこれこの味」といった仲です。

浅草にお越しの際は、何軒かある中をフィーリングで選んで

ぜひ一度ご賞味頂きたい物のひとつです。



カロリーなどなどの兼ね合いで、私にとっては

“たまのごほうびおやつ”というポジションの揚げまんじゅう。

かつては、無鉄砲に揚げたてをほおばったため

口の中をやけどしたこともありました。笑



ですが実際は、そんなほろ苦い思い出もかすむほど

甘くて食べ応えずっしりのお菓子です。

浮かんでみたい

 

浅草寺の境内にある甕の中で、

ハスの葉がぷかぷかと浮かんでいます。

夏には美しい花を見せてくれるので、

境内を通るときにはいつも甕をのぞきます。



水滴を葉の上で遊ばせる大きな葉は、

今日の過ごしやすい日に良く似合うなごやかさ。



水をはじくほどの毛羽立ちが、ここちよい質感のハスの葉です。

私も、この水滴かカエルか何かになって、

ぷかぷか浮かんで寝っころがってみたい気分です。

そういえば、ハスに水滴が浮かぶ様が

新しいネックレスの写真に、なんだか似ていたのです。

 

こちら、明日リリースの予定で、励んでいます。

お気に入りなので、我慢しきれずに

ちら見せしてしまいましたっ

思い出を抱きしめたくなる屋根の上

 


東武線の浅草駅と繋がっている、松屋浅草。

その7階にある屋上遊園地が、明日営業を終了してしまいます。

昭和6年に開業した、日本でいちばん古い屋上遊園地。

最後の姿をカメラに収めようと、松屋のエレベーターに乗り込みました。



 




エレベーターの扉が開くと、

そこには遊具にまたがる子供たちの笑顔。

意外にも、屋上は賑わっていました。

輪投げのコーナーでじっと景品を見つめる子や

水槽の金魚を覗き込む子、

ちいさな遊園地の中をかけっこする、元気な兄弟も。



お母さんたち、おじいちゃんたちはそれを楽しそうに眺め、

ぱちりとカメラに収めていました。

今日お母さんたちが撮った写真は、ゆくゆくは

大切な家族のアルバムの1ピースになるんですよね。


  



我が子の写真は、宝物。

子供たちも、大人になったら分かるはずです。

月並みですが、一日一刻が

いずれかけがえのないものになるということを。

私はまだ子供はいませんが、

テレビや本の中で見る、「子供時代の写真」というものを目にすると

誰であれ、胸が締め付けられるほどのいとおしさを感じる

この頃なのです。



私も屋上遊園地を訪れるたび、

なんだかくすぐったくなるような気持ちに包まれます。

きっと小さな頃に、こういう楽しい場所で過ごしたときの気持ちなのだと思います。

それはここで遊ぶ子供たちを見ると一層、強くなる気がします。



  



そんないとおしい家族の思い出を

たくさん、ほんとうにたくさん見てきた

松屋浅草の屋上遊園地とも、明日でお別れです。