みんな大好き、この形。
スタッフから、懐かしの味「ビスコ」をもらいました。
いかにもビスケットらしい、愛らしさに満ちた縁のギザギザ。
むぎゅ、とサンドされたクリームの柔らかそうなこと。
そして、持つ手さえ可憐に映してくれそうな、このサイズ感。
久々に目にしたビスコを、口に運ぶ前にじっくりと楽しみました。
それは私が、どうやらビスコに並々ならぬ想いを持っているのだと
あらためて認識した瞬間でした。
ビスコといえば、昭和の初めに生まれた
「おいしくてつよくなる」小さな子のためのお菓子。
とはいうものの、です。
私が学生時代にアルバイトをしていた、お役所の中のコンビニでは
そこで働くおねえさん達が、飲料水やヨーグルト、そしてビスコの箱を手に取り
品良い所作でもって、レジへ並んでおりました。
ですので、私にとってビスコとは
「子どもの発育を助けるお菓子」であると共に
「おねえさんのための可愛いお菓子」でもあるのです。
爪なんかも綺麗にしている大人の女の人が
お仕事をばりばりとこなしている間の
ちょっと一息に、デスクでビスコを食す。
そんな光景を、当時の私は
なんだか素敵に感じてしまったのです。
私も今日は、はからずとも「デスクでビスコ」したのですが
その姿はまだまだ、憧れの「働くおねえさん」像とは
程遠いものだった、と思います。
お仕事に美容に、磨きをかけようと誓った午後でした。
(ビスコもほどほどにたしなみつつ)
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