絵本に出会いました。
そのことを忘れないように、ここにも
出会ったことを書き記しておきます。
誰もが経験する、生と死、老いること。
おばあさんの日常と回想を
おりまぜたお話のなかから
感じざるを得ない、重たいテーマが
この本に描かれています。
だけど、心が温かくなるのは、
老いた今をやさしく、ちょっぴり愉快に生きる
おばあさんが、そこにいるから。
「なんにもなくても、なんとも素晴らしい」
そんな生き方が、そこにはありました。
この本を訳した岸惠子さんが、
あとがきに素敵な言葉を残しています。
おばあさんになっても忘れたくない
言葉だったので、引用させてください。
…愚痴っぽくて自分勝手な頑固者になるのか、
感謝の気持ちで他人にも自分にも優しくなれるのか、
そこが人間としての勝負どころです。…
出典:Susie Morgenstern,Serge Bloch,岸惠子訳
『パリのおばあさんの物語』 千倉書房 2008
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