クリスマスを目前に控え、
街はどこもクリスマスムード一色・・・
しかし、ここは浅草。
先日のウェブレターでもご紹介したとおり、
お正月気分を先取りする街です。
浅草寺へ続く仲見世通りも、
ちゃくちゃくとお正月の装いに！
紅白の餅花が、
冬らしく葉の落ちた木々の中で
よく目だっていました。
ここを歩いていると、不思議と
クリスマスのわくわく感もどこへやら。
あちらこちらで見かける、クリスマスの装飾や
聞こえてくる音楽に浮かれた私の心を、
浅草寺の堂々とした佇まいと
少し気の早い飾りつけが
一瞬で引き戻します。
そういえば、２５日を過ぎれば
あっという間に終わってしまうクリスマス。
その寂しさよりも、
１月の間もしばらく続くお正月気分の方が
好きかもしれない。
と言いつつ、食いしん坊の私は
帰り道にあるケーキやさんの前で
またすぐクリスマス気分へ
戻ってしまうのでした。
オオシオ
夜の刺さるように冷たい風、
葉っぱの落ちた木
いよいよ、冬らしくなってきましたね。
昔から、祖母の家（新潟県）へ
よく遊びに行っていたせいか、
暑いよりも寒い方が好きな私。
「寒い！！」と言いながらも顔はにやにやしています。
今日も、気持ちの良い冷たい風と
よく晴れた空に誘われて、
休憩がてらお散歩へ。
平日だというのに人通りは相変わらずで
伝法院通りでは、人の間を上手にすり抜ける遊びを
思いつきました。
（苦手な人ごみを、いかに楽しむか考えた結果です・・・）
やっとのこと通りを抜け、ゆっくり歩いていると
「パチン、パチン」と響く音。
影向堂の脇で、職人さんが
大きな木の剪定をしているところでした。
普段、浅草寺を歩きながらも見過ごしている木
何気なく見ていた木も
こうして、誰かの手が入っているんですね。
小さくて繊細なジュエリーを見るたびに
こんなに細かいものを手作りするなんて・・・、と
神経を研ぎ澄まして作っている姿を
いつも想像してしまいます。
深く腰を折って
「パチン、パチン」とゆっくり枝を切る職人さん
大きさは全く違うのに
どこか通ずるものを感じて、
しばらく見入ってしまいました。
オオシオ
お散歩中に出会ったのは、
ペリカンのくちばしの上に
堂々ととまるカラスでした。
沈み始めた陽を背に、
なんだかセンチメンタルな雰囲気。
昔、神の使いとされ
縁起の良い鳥だったカラスも、
今では嫌われ者。
一転して、縁起が悪いと言われ・・・
動物好きの私は、そんな背景にさえ
愛しさを感じています。
そういえば昔、
近所の某ファストフード店の前によくいたカラスは
とても人懐っこくて、
「ちょうだい」といって（本当に喋るんですよ）
ペコペコと頭をさげては、
皆からポテトを与えられていました＊
だけどやっぱり、怖い被害も多数聞きますので、
近づく際はご注意くださいね。
オオシオ
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