メデルジュエリー旧Blog

香りと感情

3月に入りましたね。



届き始めた香りの便り、沈丁花。

香りは最も強く記憶を呼び覚ますと言いますが、

その通りで、私もこの香りを感じると

過去に体験した様々な感情が戻ってきます。



私の場合、その感情は子どもの頃の記憶を基としていて、

（学校の通学路にたくさん咲いていたので）

嬉しい気持ちと悲しい気持ちを

ないまぜにしたような、くすぐったいものです。



ちょうどこの時季は、クラス替えや

入学、卒業などの行事がありますからね。



なので、沈丁花の香りは

「好きなのに、ちょっとフクザツ」。

針進む先は

兄と休日が合ったので、

車で遠出しよう、ということになりました。

前日までに行く場所を決め、

わくわくしながら当日を迎えました。

しかし、父から突然“おつかい”を頼まれてしまい

気づけばもう、お昼。



人生と言うのは、どんなに準備をしていても

ベストの状態でその時を迎えることは、

なかなか難しいものです。



進路変え仕切り直しの大手町。

枯れ花

子どもの頃よくあそんだ近所の公園。

おととい、久々にその前を通ったところ、

この花に出会いました。



咲いた頃の記憶をその身に留めたまま、

佇んでいた枯れ花。

地に落つることなく、この時まで

形を残していました。



寒さの夕空、風冷たく吹く中での出会いは

私の心を不意に温めたのでした。

しばらく振りの白景色

 



昨夜、東京は2年ぶりの積雪だったとか。

確かに「こんなに降ったのはしばらく振りだなぁ」

という感がありました。



しかし恐ろしいのは、たった数センチ程度の積雪で

東京周辺の交通網は、少なからず

ダメージを受けてしまうということ。



幸い、私はスムーズに来られました。

（家を出た直後の階段に、最もヒヤヒヤ）

 




雪の反射でいつもより明るく感じる

朝の光景が、新鮮でした。

ジュエリーとは関係ありませんが

（深夜の更新となってしまいました、すみません）



先日、東京ビッグサイトで開催された

ジュエリーの大きな展示会に行きました。



お台場付近で、車の中から建物を眺めていた時

（ビル等ではなく、上手く表現できませんが

ホネホネした、トンネルのようなものがあったのです）

「こういうの、良いですね」と他のスタッフに話したら

あまり共感してもらえませんでしたが、

「それって、工場萌えってやつだね」と、一言添えられました。



写真のものが、その、こういうのってやつです。







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【お知らせ】

本日2月1日は、

誠に勝手ながら17：00閉店とさせて頂きます。

ご了承くださいませ。

毛むくじゃら

真夜中、浅草の空に現れた

毛むくじゃらの怪獣。

つるりと輝く石を

大事に抱えているようでした―――



子どもの頃、昼間の雲の形から

何かを連想して遊んでいましたが

昨晩は、夜の雲を見て連想遊びしました。



月明かりに照らされた雲は

いつになく不思議な色合い。

惹き寄せられます。

知らないままでいること

 


松屋浅草の屋上遊園地。



そこには大きく育った金魚がいて、

水槽を覗き込むや否や

ぷわぷわと寄ってきて、

私の目の前で

口をぱくぱくさせてきます。



金魚曰く

「こんにちは。元気かい？

相変わらずこの家は調度品が何にもなくて」



あるいは、

「人間だな。 おれは腹が減ってしょうがないンだ、

餌、持ってるンだろ」



金魚の気持ちはどちらに近いのか、

それとも全く別のことを思っているのか、

そもそも、何も思っていないのか。







たまには、ものごとを知らないままでいい時も

あると思っています。

朝きのこ習慣。

 



ちょっと苦手な方はごめんなさい。

現在、私の自宅ですくすくと

エリンギが育っております。



そのきっかけは、お客様のお話。

昨年末、お客様がご自宅で

シイタケを栽培されていると伺いました。

発芽したての小さなシイタケが

それはもう、ものすごく可愛いとのこと。



このお話に私とオカベは目を輝かせ、

その日の夜、早速きのこ栽培キットを注文しました。

しかも、欲張って3つも。



その中から私はエリンギを選び、

2010年の幕開けと共に栽培をスタートさせた訳です。




今は、朝起きたらまずエリンギたちに

霧吹きをシュッシュッとかけて

水やりをするのが、日課。



写真右の、最も大きなエリンギは

つい2日前まではカサの大きさも

小指の爪の半分もないほどでしたのに、

すぐ大きくなってしまって・・・。

なんとも、可愛いものです。



そんなエリンギたちの成長は、

私の苦手な朝を驚きとワクワクで満たします。

楽しい朝の、きのこ習慣です。

カルガモスロット

起　　寝　　寝



リーチ。惜しいっ。

それにしても、鳥の寝姿には癒されますね。



やすらぎの栃木路にて。

やはり、好きである

先日、表紙に惹かれて

普段あまり買わない雑誌を買いました。



朝、その雑誌を鞄に放り込み

電車の中で眺めていたところ、

思いがけず、身体の力が抜けそうな

感動を覚えてしまいました。



それは、人の口から発せられたもの。

人の手の中から生み出されたもの。

耳に、心に、届くものです。



「美しい言葉」と表紙に書かれた

その雑誌。



私はやはり、

「言葉」が好きなのだなぁと

実感したのでした。